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御用菓子処 田町梅月

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2015年2月

2015年2月27日 (金)

2月の梅月みせゼミ 湖西編

雨が降りました。
春の雨は冷たくなく、正真正銘の恵みの雨です。

今日は梅月湖西店でみせゼミを開催しました。
講座が始まるまで緊張をほぐすために店の裏で休んでいたら、件(=くだん)の梅ノ木に二羽の目白がやってきて花の蜜を吸っていました。
雨粒は彼の羽根に弾かれて、キラキラと滴っていました。

さて、講座です。
足元の悪い中、6名様に受講いただきました。
うち1名様は2度目の方、しかもお友達をお二方も連れてきてくださいました。
その方はには昨日の篠原店での受講者2名様もご紹介いただきました。
何故、湖西店ではなく篠原店での受講になったかというと、おかげさまで湖西店がすぐに定員になってしまったので篠原店をご案内させていただいたからです。

梅月みせゼミも回を重ねるとリピーターの方が何名様かおられるようになります。
和菓子つくり体験の菓子は毎回変えていますが、私の話は大して変わり映えがしません。
その都度、何をお話ししようか考えてしまいますが、兎にも角にも、ありがたいことです。

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別のお二方は、浜松まちゼミが定員で今日の講座に申し込まれたそうです。
講座が始まる前に少しお話しさせていただいたのですが、生菓子のケースの上に展示してある「出世大名家康くん」の煉り切りをご覧になって、「これが作りたい。」とおっしゃったので、「それは…無理です。お客様にも作れませんが、私にも作れません。講座が終わればお解りになりますよ。」とお茶を濁しておきました。

今日の和菓子体験も煉り切りを巾着で仕上げる「下萌」です。
講座が終わった後、お二人に尋ねると、「私たちには家康くんはできないことがよく解りました。」とおっしゃっていました。
巾着ひとつとっても和菓子作りは奥の深いものです。

恒例の記念写真です。
今回も全員笑顔で帰られました。

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「春雨の 雫滴る 目白かな」

2015年2月25日 (水)

2月の梅月みせゼミ 篠原編

今日は午後から、篠原店で梅月みせゼミを開催しました。

受講者は11名様、内1組は小さな子供さんをお連れでした。
何度も受講いただいている方がいらしたので、お話の内容を少し変えて、お雛様や「おはぎ」の話から始めました。

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今回の皆さんも反応が良くて、つい調子に乗って1時間くらいお話をしてしまいました(^-^;
午後の一番眠い時間、皆さんよくぞ我慢してお付き合いくださったものです。

和菓子作り体験は煉り切り製の「下萌=したもえ」。
陽気が良くなったの、ちょっと遅きに失した感もありますが、体験中にある受講者の方が、「内側がこうなっているなんて普段じゃ見れませんね。」とおっしゃってくださり、そのお言葉に救われました。

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小さな子供さんも、お母様といっしょに一所懸命煉り切り餡をコネコネマルマルしていました。

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最後に全員で記念撮影です。

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お終いのご挨拶の後、なんと拍手をいただきました。
嬉しくもあり、照れくさくもありましたが、皆さんがご満足いただけた証として、ありがたく拍手を頂戴しました。

「手の内に 萌え出る春 愛でしつつ」 

桃とお雛様

身震いするような寒さはなくなってきました。
配達で走り回っていると、花壇や庭先に色々なお花が咲き始めています。

来週はもう桃の節句ですね。
もう過ぎてしまいましたが、先週の19日は「雨水=うすい」でした。
雨水にお雛様を飾ると良縁に恵まれるってご存知でしたか?

先日梅月でもお店にお雛様を飾りました。

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私が言うのも何ですが、なかなか立派なお雛様で、このお雛様を目当てにご来店くださるお客様もいらっしゃいます。

梅月の飾り方は関東風ですね。
京都と一部の地方では、お内裏様が向かって右側に飾られるそうです。
それは、お内裏様は帯刀なさっておられ、刀を抜いたときに、左側だとお雛様を傷つけてしまうからだそうです。
関東は武家の文化が色濃く、刃傷沙汰はあまり気に留めなかったのかもしれません。

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手前に生けてある桃の木はご近所さんからいただきました。
いただいたときはまだ蕾でしたが、じき花が咲きました。
造花ではなく、生け花はやはり良いものですね。

私は子供が三人おり、内二人は娘なのですが、このお雛様、いつ片づけようか思案のしどころです。

「桃の花 咲きて雛様 すまし顔」

2015年2月24日 (火)

梅と桜

気が付けば二十四節気の「雨水」を過ぎ、昨日今日とすっかり春めきました。

九州や四国、北陸では春一番が吹いたとのこと。
春一番と聞くと暖かく、どこか優しい感じがしますが、実は災害をもたらすこともある春の嵐のような強い風です。
それでもやはり、春一番が吹くのを毎年待ち焦がれていますが。

ブログの更新が大分滞りました。
具合が悪いわけでも、ぼんやりしていたわけでもありません。
配達、納品、会合と、日々雑事には追われていました。

蝋梅も盛りを過ぎ、すでに紅梅白梅、河津桜が咲き始めています。
梅月湖西店の裏手に生えている梅の木にも白い花が咲き始めました。
昨夜の雨がまだ乾かず、蕾に水玉が残っていました。

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飯田町に親戚があり、用事で寄った帰り道、小さなお宮の裏手に河津桜の木が一本ありました。
赤味がかった花は盛り、ちらちらと散る花弁が何とも綺麗で足を止めました。
河津町はさぞ見事なことでしょう。

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今更のようですが、ちょっと前に撮っておいた水仙と黄水仙です。

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納品に伺った小学校の花壇に見慣れない花がありました。
応対してくださった先生に聞いても名は知らないとのこと。
白く小さな花がひしめいている様が何とも可愛らしい景色でした。

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これから暖かくなるにつれ、あちこちで花が咲き始めます。

昔の人は「春」に「青」と「竜」を当て、「青春」「青竜」の言葉を編みました。
「青春」は芽吹き花咲く「盛隆」を表し、「青竜」は「清流」「整流」に通じ、まさに青き水温む春を想起します。
こうして同じ音の言葉を並べるとちょっと面白いですね。

「紅さして 河津桜の 色香かな」

2015年2月15日 (日)

異色の和菓子講座

今日はバレンタインデーでした。
百貨店の催事場はさぞかし騒然としたことでしょう。

一昨日から三日連続の和菓子講座でした。
それもいつもの協働センターやみせゼミではなく、料理教室、養護学校の生徒さんそしてまちの駅やらまいかショップでの講座でした。

一昨日はサーラ浜北店様からご依頼されて、料理教室としての講座でした。
教室は素晴らしい設備が整っています。
恥ずかしながら私は、材料から菓子を作ることができないので工場長を駆り出しての講座、否教室でした。

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作ったのは、桜餅、いちご大福、煉り切りです。
煉り切りはさすがに煉り切り餡を炊くわけにはいかないので、いつもの講座のように私が担当しましたが、桜餅は道明寺粉から、イチゴ大福は白玉粉から作るので工場長の担当です。

梅月の工場長は穏やかな男なので、優しく丁寧に配合から混合、火入れと指導していました。
経験のない生徒さんに教えるのは、工場長にとっては貴重な体験だったと思います。
私はといえば、いつもの通りのいい加減ぶりです…(^-^;

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料理教室という形式の和菓子講座は初めてだったので、どうなるのか予測がつきませんでした。
案の定、イチゴ大福の生地で生徒さんが手間取ってしまい、時間が大分押してしまいました。
なので、私の出番はほとんどありませんでした。
まあ、生徒さんにとっては支離滅裂な話を聞かされるよりはよっぽどましだったかもしれませんが…。
私は次の用事があったので、最後までいられず工場長に任せて教室を後にしたのですが、生徒さんはきっとご満足されたことと思います。

昨日はSBS学苑様からご依頼されて、養護学校の生徒さん達を対象にした和菓子講座でした。
4名の生徒さんに2名の付き添いの先生でした。
4名さんのうち3名さんは車椅子だったので、最初は、形になるのかどうか、正直心配でしたが全くの杞憂。
生徒さんは皆さんそれぞれ個性を持たれていましたが、何一つ臆することなく、本当に楽しそうに煉り切りと格闘していました。
そして出来上がったお菓子の素晴らしいこと!!!
付き添いの先生よりも上手に仕上がっていました。
生徒さんたちの、屈託のない笑顔が印象的でした。

さて今日は、街中にあるまちの駅やらまいかショップでの和菓子講座でした。
これはショップの集客企画の一環で、浜松地域ブランドやらまいか青の認定業者や浜松闘将家康プロジェクトの協賛業者が交代で何か催し物を行うものです。

午後1時から1時間おきに5時までの5回。
短縮バージョンとはいえ1回30分くらいかかってしまうので、5回というのはちょっと無謀な設定だったと反省しています。

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静岡新聞様に掲載していただいたおかげで、毎回受講希望者がいらっしゃいました。
新聞をご覧になった方、通りすがりで知った方、ご近所の方など。

ご近所の方は、乾物の丸喜屋商店様の奥様、鰹節の伊東商店様のご主人様、万年筆の専門店BunguBox様の店長様です。
皆さん街中の活性化にご熱心な方々で、丸喜屋商店様やBunguBox様はまちゼミでごいっしょさせていただいています。

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いつもと違った形の講座が三日続いたので疲れはしましたが、受講された皆さんの笑顔を拝見していると、和菓子もまだまだまんざらじゃないと思うことができました。

「それぞれの 優れし能を 教われり」

2015年2月11日 (水)

春の木

春とはいえ、寒波が北海道や東北に雪害をもたらしました。

ここ遠州地方では風こそ冷たいものの、目まぐるしく気象が変わり、季節の変わり目であることが実感できます。

もう盛りを過ぎてしまいましたが、配達の途中で「春の木」を見つけました。
椿の花です。

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山茶花は生垣や庭木、街路樹とあちらこちらで目にしますが、椿はなかなかありません。
一度通り過ぎてしまいましたが、山茶花とは違うことに気づき、戻って写真に収めました。
立派な雄蕊(=おしべ)から黄色い花粉が花弁に落ちています。

足元を見ると、庭先の生け垣の下あたりに黄色い花が首を垂れているのが気になります。
名前は分かりませんが、菜の花同様、黄色い花は目につきます。

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ちょっと注意してみると、春のつま先を見つけることができます。

「椿照る 朝日優しき 春を知る」

2015年2月 9日 (月)

お茶と和菓子講座

「春は名のみの 風の寒さよ」

暦の上では春ですが、小雨混じりの冷たい西風は真冬のそれです。

昨日、茶道を習われていらっしゃる若手の集まり、表千家静岡青年部様からご依頼いただき、クリエイト浜松のクッキングルームで和菓子講座をさせてもらいました。

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皆さん茶道を嗜まれておられるのでお菓子についてもお詳しく、浜松や静岡はもとより、三島からもいらした方がおられ、ご期待に添えるかどうか不安を抱えながら話し始めました。

いつもの薀蓄話よりも、和菓子のお茶との関わりや文化的な側面を厚くして話しましたが、果たして皆さん、ありがたいことに私の早口で支離滅裂な話を、あくびもせずに我慢して聞いてくださいました。

お待ちかねの和菓子作り体験の時間です。
今回はご希望もあり3種6個作ることとしました。
2種は同じ煉り切り餡で、餡の包み方や巾着の絞り方を違えたもの。
1種は茶菓子らしく、きんとんです。

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指の動きや力加減を言葉で説明することは非常に難しいのですが、皆さんきちんとご理解されて煉り切り餡を「クチャクチャ」して、「ペタペタペロン」していました。

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きんとんの段になって、迂闊(=うかつ)にも箸を忘れてしまったことに気付きましたが、幸いクッキングルームには塗りの箸があったのでそれで代用しました。
が、やはり塗りの箸ではそぼろ状のきんとんがペタペタついてしまいやりにくそうでした。

お茶の席ではいつもいただくお菓子ですが、いざご自分で作るとなるとそう簡単ではないということを、楽しみながら体験できたと思います。
何しろ皆さん、とっても楽しそうな笑顔で作られていましたから。

今回和菓子講座を受けられて、ご自分の手で和菓子を作り、和菓子をより知ることで日ごろの茶道のお稽古の励みになればと思います。

最後に全員で記念写真を撮りました。

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「早春に お茶と菓子もて 楽しけり」

2015年2月 4日 (水)

節分

今日は節分でした。
明日から春です。

節分と言えば「鬼は外、福は内」の豆まきですが、近年めっきり豆まきをしなくなりました。
私が子供の頃はどこの家でも豆まきをしていて、年の数よりずいぶん多く豆を食べて叱られたりしたものでした。
娘たちがまだ小さい頃は幼稚園や学校で豆まきをしたのでしょうが、大きくなるともうしなくなります。

代わりに山陽地方の風習の「恵方巻」を丸かじりする習慣が全国的に広まり、かく言うわが家でも今晩の晩ご飯は、家族全員で今年の恵方の西南西を向いて恵方巻を黙々と食べました(^-^;

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午後、用事があって笠井に行く途中、菜の花畑を見つけました。
約束の時間が迫っていたのですが、春の息吹を見過ごすわけにはいきません。

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ミツバチが、足に花粉の黄色い球をぶら下げて何匹も飛び回っていました。

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もうお気づきですが?
陽がずいぶん長くなったこと。
ちょっと前まで夕方の5時には真っ暗でしたが、近頃は5時過ぎまで明るくなりました。
一日一日春に近づいていたんですね。

話しは全然違いますが、今日はちょっとした驚きの発見をしました。

午前中、納品で鴨江に行きました。
住宅街の真ん中にひっそりとお宮があり、ふと見ると「須佐之男(=すさのお)神社」とありました。
お祀りしている神様もすごいのですが、鳥居の脇に建つ石碑には「須佐之男神社 東郷平八郎謹書」と書いてあります。

「え?東郷平八郎!」

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明治時代、日露戦争において当時さ開最強と謳われたロシアのバルティック艦隊を撃破した東郷平八郎元帥その人です。

どのようなご縁で揮毫されたのか分かりませんでしたが、何の変哲もない静かな住宅街の真ん中に、天照大神(=あまたらすおおみかみ)、月夜命(=つくよみのみこと)に並ぶ三貴神である須佐之男命を祀ったお宮があり、そこに東郷平八郎元帥が揮毫した石碑が建っているなんて、驚きです。

節分の話とは全然関係ありませんね…(^-^;
私の中では大発見だったので、紹介せずにはいられませんでした。

「西風に 菜の花揺れて 蜂躍る」

2015年2月 2日 (月)

宝石のような

2月になりました。
如月(=きさらぎ)、これは重ね着を表す「着、更着(=き、さらき)」が語源との説があります。
29日の木曜日あたりから「着、更着」するような寒い日が続きます。

ブログの更新が滞っていました。

遠鉄百貨店様新館地下での催事が始まってからあまり変わり映えのしない毎日が続いていました。
が、さりとてじっとしていたわけでもなく、お取引いただいている食品商社様の展示会に出展するため、29日30日と愛知県稲沢市に行ってきました。

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30日の金曜日は南岸低気圧の通過で雪が降る予報だったので心配しましたが、東海地方は雨だったので心配は杞憂に終わりました。
展示会は大変盛況で、おかげさまでいくつか新規のお取引が成立しそうです。

と、ここまでタイトルとは全然関係のない話題でしたが、寒くなる前の28日の朝、浜松市茶室松韻亭様に納品にうかがいました。
朝日の木漏れ日が建物の壁に映り、夕日とはまた違った陰影がとても綺麗でした。

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伝票にサインをいただくために職員さんを探しましたが見当たりません。
さては、と思い東屋のある池の方へ行ってみると、果たして探していた職員さんは写真機を構えて何かを撮影しているところでした。
梅の蕾でも撮っているのかと訊ねたら「カワセミ」とのこと。
すわ、私も急いで写真機を取ってきて静かに池の端まで行くと、梅の枝にまるでサファイヤのように碧く輝くカワセミがとまっていました。

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刹那、ぱっと枝を離れたかと思えば池に飛び込み、さっと踵(=きびす)を返して岩の上に。
光の当たり方が変わると、今度はエメラルドのような翠色に見えました。
胸の黄丹(=おうに)色とのコントラストが一層映えます。

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昨年の夏頃にも同じ池でカワセミを見たことがあったのですが、写真機のピントが合わなくて撮影に失敗してしまいました。
今回はマニュアルでピントを合わせて、慎重に構図を決めて撮影しました。
結構自慢(自画自賛)の写真です。

それにしても市街地の真ん中にある小さな池でカワセミに出会えるなんて何と幸運なことでしょう。

身近なものでも、耳をすませて目を凝らせば、色々な発見がありますよ。

暖かな真冬の朝の出来事でした。

「朝日受け 水面に映る 碧き影」

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