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御用菓子処 田町梅月

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2015年1月 9日 (金)

二つの蕾

新年も一週間が過ぎました。

6日は小寒でした。
いよいよ寒の入りです。
中国の古典「易経」に、「陰極まりて、陽生ず」とあります。
白と黒の二つ巴で表し、東洋的な考え方の原点です。
寒さ極まれば、どこかに春の気配が生じているはずです。

しばらくブログの更新が滞りました。
何もしていなかったわけでは決してなく、毎日、挨拶回りや納品と時間に追われていました。
もちろん、納品時にはあちこち春の気配を探しているのですが、なかなか見つかりません。

などと、うかうかしていると、今日、二つの可愛らしい蕾がお店に飛び込んできました。
といってもお花の蕾ではありません。
否、如何様にでも花開くことのできる蕾です。
一つは「桜」の蕾、一つは「莉(=ジャスミン)」の蕾です。

P1080012_rs

そう、一昨年、総合学習で来社された付属中学(当時2年生)のお二人です。

進級してからハワイへのホームステイを経験し、日本とハワイの自国の文化に対する考え方を比較して後輩に発表したそうです。
その発表内容をまとめた模造紙を携えて報告に来てくれました。

嬉しいではありませんか!

30分の予定でしたが、私のおしゃべりが過ぎて1時間があっという間に経ってしまいました。
当時、日本文化を知る参考として、和服、日本舞踊、和菓子と取材したそうです。
ハワイでのホームステイ先のホストファミリーに同年代の女の子がいらしたらしく、日常の生活の中に「フラ」があることに気付き、同じ民族舞踊である日本舞踊との比較をしていました。

驚きです!

取材先の選定も中学生とは思えない切り口ですが、民族舞踊に対する態度や習慣、考え方を比較するとは、もはや中学生とは思えないほど立派な着眼点です。

私もついつい大人と話しているような感覚を覚え、彼女達に一つの言葉を提示しました。
それは、「美意識」という言葉です。
非常に難しい概念ですが、美意識を知ることが蕾を内面から美しく咲かせる最良の肥料になると考えました。

もはや大人同士の会話ですよね(^-^;

いずれまたお二人で、或は進学先の新しいお友達を連れて、お話をしに来ると約束してくれました。
その時にはどのような「美しい花」を咲かせているのでしょうか。
それとも、ほんのりと紅のさした、まだ開きかけの蕾でしょうか。

寒中、二つの可愛らしい蕾が、春の気配を運んできてくれました。

「頬紅く 春遠からじ 寒の午後」

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