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御用菓子処 田町梅月

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2014年12月30日 (火)

陽だまり

年末も押し迫りました。
今年も残すところ後2日。

納品、配達、営業、打合せ、会合と毎日同じような日々が続き、それは年末も例外ではありません。
ただ、営業車のラジオから聞こえる番組はいつもとは違う構成で、年末であることを意識させます。

先日、6度目の寒波の後の穏やかな日、ある庭先の陽だまりで蝋梅の蕾が開き始めているのを見つけました。

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まだ芳香は放っていませんが、その淡く黄色い透き通った花弁が開きかけているさまは、本当に愛おしく感じられました。

このブログでは季節の花々を紹介していますが、この蝋梅は私が最も好きな花です。

生命力をあまり感じられない無機質にも見える細い枝から、およそ不釣り合いな程美しい花が、それこそ枝いっぱいに、木そのものを包み込まんばかりに咲き誇ります。
だから私は野に咲く花よりも、木に咲く花の方が好きです。

中でも蝋梅は、他に花など咲いていないような寒さの一番厳しい真冬に、決して派手ではない透き通るような淡い黄色の小さな花を、ひっそりと咲かせます。
そしてその小さな花からは、驚くような芳香を放ち、殺風景な冬の中に一瞬、春を思わせる空間を作ります。

見た目の華やかさや香りの強さ、散り際の潔さなどなく、あまり人の目にも止まらないような地味な花ではありますが、そこに無私、無心、使命、覚悟、惑わされない凛とした強さを感じ、他のどの花よりも魅力的で、心を惹かれます。

近くの公園では染井吉野の蕾が、凍えながら春を待っていました。

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なにかと気ぜわしい年末だからこそ、せめて花を愛でる気持ちの余裕を持ちたいものです。

「蝋梅の 花に諭され 手を摩る」

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