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御用菓子処 田町梅月

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2014年11月23日 (日)

留学生の皆さんと

新聞やテレビでも紹介してもらった和菓子講座が、おかげさまで好評をいただいています。

公民館やJAとぴあ浜松様の女性部だけではなく、茶道を習われていらっしゃる方や、流通の現場の方からもご依頼をいただくようになりました。

今回は、私も初めてなのですが、公益財団法人浜松国際交流協会様から和菓子講座のご依頼をいただきました。
受講生は留学生とそのホストファミリーの皆さん、総勢38名様です。
中国、韓国、インド、フィリピン、マレーシア、ベトナム、ブラジルと実に7か国の留学生の皆さんでした。

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皆さん、静岡大学や浜松大学の学生さんや大学院生さんで、数名さんを除いては日本語が通じますし、日本語のまったくわからない方には、英語の通訳さんがついてくださいました。
内容は、いつもの和菓子講座と変わりません。
和菓子の歴史、芸術性の高いこと、五感で楽しむこと、優れた食品であること、西洋と東洋の文化の違い、季節感を取り入れていることなど、いつもの早口ではなく、ゆっくりと、わかりやすい日本語を心掛けました。

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和菓子作り体験は楽しいだろうことは想像つきますが、お話がどこまで解ってもらえるか、はじめは不安でした。
しかし、話が進むうちに、メモを取る方や、私の拙いギャグに笑ってくださる方もいらして、逆に留学生さんからその国のことを教わったりと、不安は杞憂に終わりました。

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見てください、この笑顔!

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今回皆さんに作ってもらったのは、三色の煉り切りを茶巾で仕上げる「錦秋(=きんしゅう)」です。

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日本人でもなかなか体験できない和菓子作りです。
中には自由な作風の方もいらっしゃいましたが、留学生の皆さんは本当に楽しそうに、そして上手に煉り切りをコネコネしていました。

例によって2つ作ってもらい、一つはお茶と一緒にその場でいただきました。
食文化の違いで食べられない方もいらっしゃるのではいかと思いましたが、全員が笑顔でご自分の作った「錦秋」を食べてくれました。

感想はもちろん、「美味しい!」。

異なる国の方とコミュニケーションをとるためには、相手の国のことを知ることも大切ですが、先ず自分の国「日本」のことを知らなければならないと実感させられました。

日本はいまだに「舶来志向」が強い国です。
歴史や文化はもちろん、衣食住全てにおいて、自国のことを知り、日本人であることに誇りをもち、その上で、異なった国の歴史や文化を理解し、その国の方と接することが必要なのではないでしょうか。

至極当たり前のことなのですが、この当たり前のことがなかなかできないから、国家間の諍いが絶えないのでしょうね…
個人単位では皆、良い人だと思うのですが。

最後に、国際交流協会様の事務所の前で全員で記念撮影です。
ほとんどの方が、「楽しかったです」「美味しかったです」と笑顔でおっしゃってくださったのが何より嬉しく、そして今後の励みにもなりました。

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自国へ帰られる方、日本に残って就職される方と、皆さんそれぞれでしょう。
若い留学生の皆さんは未来の世界を担う皆さんです。
日本に対して好意を抱いてもらえる一助になれたのなら幸いです。

国を超え、文化を超えて、「笑顔」という万国共通の言語で和菓子講座を終えました。

「異なれど 笑顔交わせば 地球人」

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