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御用菓子処 田町梅月

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2014年9月16日 (火)

58820

今日は「敬老の日」です。

ここ数日、あちらこちらの施設から和菓子のご注文をいただきました。
お年寄り=和菓子。
大切なお客様ではあるのですが、しかたがないのかなぁ…
若い方にこそ、和菓子の良さを知ってもらいたいと思います。

さて、タイトルの58820は、9月上旬の時点での100歳以上の高齢者の人口です。
女性が約87%、人口10万人辺りでは西日本が多く、西高東低の傾向があるようです。

ところで、近年「老い」が「問題」として語られる事が多くなったような気がします。

健康で長生きできる理想的な国家を目指して、世界的にも希な、安全で豊かな国家が実現したはずです。
確かに、医療や介護など様々な「問題」があることは事実ですが、「問題」ということは「解決」しなければならない事柄という意味で、私は「老い」を「解決」するよりむしろ受け入れなければならない事項だと思います。
もちろん、「老い」を受け入れたからといって「解決」にはなりません。
しかし、人類が何千年も「問題」視してきた「老い」は未だに「解決」していません。
であるならば、「解決」策を求めるより、個人として理解して、社会として受け入れることの方が重要な気がします。

ごめんなさい、小難しい話になってしまいましたね…(^_^;)
話題を変えましょう。

「女心と秋の空」。

自由で移り気な女性の心情を表した言葉ですね。
しかし、元々は「男心と秋の空」と言ったそうです。

そんな秋の午後の景色です。
うろこ雲の向こうから届いた柔らかい日差しに、芒の穂が輝き、秋風にゆっくりとたなびいていました。

P9150006_r

え、晴れているのに雨?
狐の嫁入り?

P9140037_r

これは今の時期、篠原地区で見られる光景です。

篠原特産の玉葱の苗を育てている畑です。
水は畑に並んだ散水管の小さな穴から吹き上げています。
これが朝日にキラキラと輝いて、とても綺麗だったのです(*^_^*)

時々、開けたままの車の窓から水が飛び込んでくることがありますが。
年明けには美味しい白玉葱が収穫されます。

これらの畑で毎日朝早くから、元気よく働いているのは、おじいちゃん、おばあちゃん達です。
「老い」を受け入れる一つのあり方のように思います。

昨日、「臨死体験」を取り上げたドキュメンタリー番組を少し視ました。
最新の科学の知見では、人間は死に際して、死ぬことの恐怖や苦痛を和らげるために、痛みも不安もない、豊かで、安らぎと愛情に満ちた感情を、脳が創り出す仕組みになっているそうです。
ある哲学者の言葉に次のようなものがあります。
「人は死を怖れるのではない、死んでしまうことを怖れるのだ」
老いによって起こる心身の変調も、死を受け入れる準備の一つなのかもしれません。

後数日で51歳になります。
もうとっくにターニングポイントは過ぎました。
だからというわけではありませんが、敬老の日に、老いについて色々考えてしまいました。

「ささやかな 人生刻む 顔の皺」

調子に乗ってあと二句。

「芒の穂 そよ吹く風も 抗わず」

「秋の陽を 優しく包む うろこ雲」

お粗末m(_ _)m

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