無料ブログはココログ

御用菓子処 田町梅月

« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »

2014年9月

2014年9月23日 (火)

花の縁

お花の写真を撮っていると、時々見知らぬ方とのご縁が生まれます。

まあ、撮影の許可をいただいたり、お花の名前を尋ねたり、当たり障りのない世間話をするだけなのですが、そんな何気ない短い時間が結構楽しかったりします。

桔梗。

この桔梗は畑の傍にたくさん咲いていました。
草取りをされてる老夫婦に尋ねると、切花用の桔梗の苗を栽培しているそうです。
正に桔梗のお花畑です。
綺麗に花が咲いているのに、苗を育てるために全て刈ってしまうそうです。
「狩る前に持っていきな」と仰っていただきましたが、折角咲いているのに何となく気が引けて遠慮しました。

P9190072_r

シャッポ花。

配達に伺ったお宅の裏に変わった花が咲いていました。
そのお宅のおばあちゃんに名前を尋ねると、照れくさそうに「シャッポ花」と教えてくれました。
正式な名前はご存知ではないそうです。
照れ屋のおばあちゃんと、シャッポという言葉が妙に可愛らしく思えました。

P9190080_r

紫苑(=しおん)。

薄紫色のキク科の植物です。
「しおん」という言葉の響きも綺麗ですね。
みっしりと花をつけるのでよく目立ちます。
近くの畑で鍬を持ったおばあちゃんに尋ねると、「紫苑」と教えてくれました。
ちょうどお彼岸の時期に咲くから、御仏壇に飾るのにちょうど良い、というお話しを3度聞かせてくれました。
お礼を言って「ごめんください」と挨拶すると、「はい、お大事に」と返してくれました。
その「お大事に」という言葉がとても優しく感じられました。

P9220003_r

「ポカポカと 心も咲いた 花畑」

今はもう秋

湖西方面へ納品に行くのに浜名バイパスを使いました。
遠州灘と浜名湖の接する「今切れ」に架かる浜名大橋を渡ると、雄大な太平洋と波飛沫に霞む長い海岸線を一望できます。

遠州灘は遊泳禁止区域となっているので海水浴をする人はいませんが、サーファーにとっては良い波の打ち寄せる場所です。

P9210028_r

本当は浜名バイパスではなく下道を通って海岸まで行きたかったのですが、納品があってはしかたありません。
バイパスの待避所に車を停めて海と海岸線を眺めていました。
この日は日曜日だったので、空にはモーターパラグライダーが舞い、意外と多くのサーファーが波乗りを楽しんでいました。

それでもやはり秋の海です。
どこかもの寂しげで、感傷的な雰囲気を醸しています。

何人かの釣り人がいました。
ちょっと気取って白黒写真で撮ってみました。

P9210026_r

雰囲気出てるでしょ(*^_^*)

「雲高く 波乗り人の 声かすみ」

子供和菓子講座

秋のお彼岸です。
和菓子屋のとってのお彼岸は洋菓子屋にとってのクリスマスのような行事です。
(ちょっと大袈裟かな…)

彼岸の入りの20日、加美協働センター様で子供さん向けの和菓子講座のご依頼がありました。
1年生から6年生まで25名さんのご参加をいただきました。

P9200002_r

和菓子講座は様々な年齢の方を対象にしていますが、実は大人の方の方が体力的には楽で、子供さんは難しい言葉を避けなければならないほかに、集中できなかったり、飽きてしまったり、笑いが取れなかったりと、意外と苦労します(^_^;)
それでもやはり子供さんを相手にすると楽しくお話ができます(*^_^*)

講座中は写真が撮れなかったので、最後の集合写真をアップします。
皆、とっても良いお子さん達でした。

P9200005_r

余談ですが、可美協働センターに向かう途中、ある意味浜松らしいものを見つけました。

浜松市は、特に西部地区では鈴木姓が日本一多いそうです。
このような物にまで「鈴木」の名前がついていました。

P9200001_r

タネを明かせばここの踏切は、小さなクルマで大きな未来を切り開く、スズキ株式会社様の本社正門前にかかっています。

「頬染めて 掌(=てのひら)の餡 もて余し」 

2014年9月19日 (金)

51

配達の途中、栗の木を見つけました。

いがが爆ぜて、栗の実が顔を覗かせていました。

P9180032_r

大きな栗の実です。
美味しいかどうか分かりませんが、他所様の栗の木なので試してみる訳にもいきません。
少なくとも、景色は美味しそうですね。
青空に栗のいがが映えていました。

P9180034_r

さて、今日のタイトルの51ですが、これは私の年齢です。
今日、51歳のお誕生日を迎えました。

我が家では、家族のお誕生日には必ずバースデーケーキを用意します。
時にはショート、時にはホール。
今日は入野のグラン・ジュテ様の莓のホールケーキです。

P9180058_r

クッキーのプレートの文言は、オーナーパティシエの山下さんに直接頼みました。
「パパ」とか「おとうさん」ではなく、「なおちゃん」にしてもらいました。
家族は「えっ?」って表情をしていましたが、本人はご満悦です(*^_^*)

ロウソクを吹き消す時、ちょっとおどけてみました(^_^;)

P9180064_r

誰から聞いた話か覚えていませんが、お誕生日はお祝いしてもらうものですが、同時に、今日この日に産んでくれた両親に感謝する日でもあるそうです。

こっ恥ずかしくて面と向かっては言えませんが、「親父さん、お袋さん、ありがとう」。

「51 もう51? これからさ!」

偽らざる気持ちを吐露しましたが、川柳になっていませんね…(^_^;)

9月の梅月みせゼミ-湖西編

過ごしやすい日が続きます。

今日は9月の梅月みせゼミが湖西店でありました。
今日の受講者は2名様です。

P9180037_r

お一方が1時間で帰らなければならないと仰ったので、時間超過する訳にはいきません。
まるでカセットテープ(古っ!)の早送りのようなお話になってしまいました。

お楽しみの和菓子作り体験。
今日も昨日と同じ、煉り切り製の「手鞠菊」です。

P9180041_r

ほとんどの受講者の方が初めて練り切りを丸めるのに、皆さんお上手なのには感心させられます。
どうです、手つきが様になっているでしょう。

今日は忘れずに記念写真を撮りました。

P9180049_r

こじんまりとした講座でしたが、楽しい講座でした。

「それぞれに 笑顔で眺む 手鞠菊」

2014年9月18日 (木)

彼岸花

黄色い彼岸花を見つけました!

赤いのは、あちらこちらで目にします。

P9130003_r

白いのは、注意していると見つかります。

P9160013_r

友人から聞いてはいたのですが、黄色いのは初めて見ました。

P9160012_r

柔らかい朝日を受けて、はしゃいでいるようにも見えます。
品種改良の結果なのでしょうが、こんな小さな発見に心躍ります。

「時を得て 楽しげなるや 彼岸花」

まるで公園

色々な顔の話題の続きではありませんが、私は地元の幼稚園の第三者評価委員の委嘱を受けています。
ここのところ欠席が続いているのですが、年間3回くらい4人の評価委員が幼稚園に集まって、委員会を開きます。
その幼稚園は、私の子供達3人ともお世話になった花園幼稚園様です。

先日、お菓子のご注文を頂きお届けに上がりました。
するとどうでしょう、見慣れたはずの園庭がすっかり様変わりして、まるで公園のようになっていました。
何と、園庭の真ん中に築山を盛り、池を掘り、小川を穿っているではありませんか。

P9160005_r

その小川の周りでは、本当に楽しそうに子供達が遊んでいます。
もちろん、安全面は最優先で設計されているそうです。

ほら、ピョンと飛び越える子、狙いを定めて今にも飛び越えようとしている子、水の中のメダカやアメンボ、果ては刈った草のゴミまでもが遊び道具になっています。

P9160004_r

園庭の隅で、満面の笑顔で子供達の様子を見ている園長先生を見つけました。
少しお話しをしたのですが、園長先生のお顔の楽しげなこと、そして誇らしげなこと。
私もついにこやかになってしまいます。

「嬉々として 水辺に遊ぶ 子等の声」

9月の梅月みせゼミ 篠原編

風は涼しいのに、暑くて汗が出ます(--;)
こんな季節は体調に気を付けなければなりませんね。

今日は(も)色々ありました。

午前中は例の如く配達納品。
お昼頃帰って、ご飯をかっこんで(まぁお下劣…)、午後一に中日新聞様の取材です。

遠食(遠州食品加工業協働組合)の相互の工場視察事業を取り上げていただき、すでに何社か紹介されて、今回は梅月の番だったのです。

実は梅月では、一般の方の工場見学は受け入れていません。
そこで、店頭で和菓子講座をしているとお話したら、その講座を取材するということで実現しました。
講座の始まる前に、先ず工場を案内し、製造過程を取材されていました。

さあ、9月の梅月みせゼミ-篠原編の時間です。

今回は3名さんのお申し込みがありました。
人数の寡多は問題ではありません。
平日のお昼間という都合のつけにくい時間帯であっても、こうしていらしていただける事が大切なのです。

P9170004_r

手前に写っている男性が中日新聞様の記者の方です。

P9170011_r

P9170020_r

取材を意識しながらの講座はいつもより疲れました(>_<)
まして、講座の前に工場の案内をしていたのですから。

いけない、記者さんのお相手をしていたら、記念写真を撮るのを忘れてしまいました。

でもま、今回も笑顔率100%、記者さんも含めて120%でお帰りいただくことができました。

実はこの後、月一回の社内ミーティングがありました。

一日の内でいくつも顔を使い分けて、ちょっと疲れちゃった、かな(^_^;)

「夕暮れに 私の顔と 秋の空」


2014年9月16日 (火)

58820

今日は「敬老の日」です。

ここ数日、あちらこちらの施設から和菓子のご注文をいただきました。
お年寄り=和菓子。
大切なお客様ではあるのですが、しかたがないのかなぁ…
若い方にこそ、和菓子の良さを知ってもらいたいと思います。

さて、タイトルの58820は、9月上旬の時点での100歳以上の高齢者の人口です。
女性が約87%、人口10万人辺りでは西日本が多く、西高東低の傾向があるようです。

ところで、近年「老い」が「問題」として語られる事が多くなったような気がします。

健康で長生きできる理想的な国家を目指して、世界的にも希な、安全で豊かな国家が実現したはずです。
確かに、医療や介護など様々な「問題」があることは事実ですが、「問題」ということは「解決」しなければならない事柄という意味で、私は「老い」を「解決」するよりむしろ受け入れなければならない事項だと思います。
もちろん、「老い」を受け入れたからといって「解決」にはなりません。
しかし、人類が何千年も「問題」視してきた「老い」は未だに「解決」していません。
であるならば、「解決」策を求めるより、個人として理解して、社会として受け入れることの方が重要な気がします。

ごめんなさい、小難しい話になってしまいましたね…(^_^;)
話題を変えましょう。

「女心と秋の空」。

自由で移り気な女性の心情を表した言葉ですね。
しかし、元々は「男心と秋の空」と言ったそうです。

そんな秋の午後の景色です。
うろこ雲の向こうから届いた柔らかい日差しに、芒の穂が輝き、秋風にゆっくりとたなびいていました。

P9150006_r

え、晴れているのに雨?
狐の嫁入り?

P9140037_r

これは今の時期、篠原地区で見られる光景です。

篠原特産の玉葱の苗を育てている畑です。
水は畑に並んだ散水管の小さな穴から吹き上げています。
これが朝日にキラキラと輝いて、とても綺麗だったのです(*^_^*)

時々、開けたままの車の窓から水が飛び込んでくることがありますが。
年明けには美味しい白玉葱が収穫されます。

これらの畑で毎日朝早くから、元気よく働いているのは、おじいちゃん、おばあちゃん達です。
「老い」を受け入れる一つのあり方のように思います。

昨日、「臨死体験」を取り上げたドキュメンタリー番組を少し視ました。
最新の科学の知見では、人間は死に際して、死ぬことの恐怖や苦痛を和らげるために、痛みも不安もない、豊かで、安らぎと愛情に満ちた感情を、脳が創り出す仕組みになっているそうです。
ある哲学者の言葉に次のようなものがあります。
「人は死を怖れるのではない、死んでしまうことを怖れるのだ」
老いによって起こる心身の変調も、死を受け入れる準備の一つなのかもしれません。

後数日で51歳になります。
もうとっくにターニングポイントは過ぎました。
だからというわけではありませんが、敬老の日に、老いについて色々考えてしまいました。

「ささやかな 人生刻む 顔の皺」

調子に乗ってあと二句。

「芒の穂 そよ吹く風も 抗わず」

「秋の陽を 優しく包む うろこ雲」

お粗末m(_ _)m

2014年9月14日 (日)

ちょっと変わった秋の彩

突然ですが、「田んぼアート」をご存知ですか?

休耕田を利用して、赤米や黒米など稲の穂の色の違いを利用した地上絵のことですが、近年、町おこしや村おこしの一環で催されています。

その「田んぼアート」が浜松にもありました。
浜松駅から中田島街道を南下して国道一号の手前を左(東)に入った辺り、ちょうど白脇町になるのですが、白脇小学校の南方にあります。

「ひょっとこ」と「お多福」です。

P9100001_r

P9100002_r

ちゃんと観覧席の足場が組まれていて、この取り組みは今年で4年目になるそうです。
今週あたりが見頃のようなので、お近くの方は是非白脇で、遠方の方はこの機会に最寄りの田んぼアートをご覧になってみてはいかがですか。

次はお花ではありませんが、そのお花に集まる虫を見つけたので紹介します。

カマキリとショウリョウバッタです。

P9120006_r

P9120004_r

そして花韮に集まる2頭の蝶と小さなカナブンのような甲虫です。
偶然、1フレームに3匹が入りました。

P9130025_r

虫は近づくと逃げてしまうので写真に収めるのが難しいのですが、うまく撮れた時の嬉しさはひとしおです。
50を過ぎてもどこかガキっぽいのかもしれません。

ガキっぽいついでに、夕食で食べた西瓜の種を悪戯で植えたら芽が出ました!
柿、キンコウリに続く快挙です(*^_^*)

P9130036_r

2階の階段の踊り場にある植木鉢の隅には、どこからか風に運ばれてきたのでしょう、小さな小さな黄色いお花が咲いていました。

P9130035_r

どちらも可愛いでしょう?健気でしょう?

夏の名残というのか、ちょっと変わった秋の彩というのか…
こんな他愛もないことが妙に嬉しく感じます。

「よく見れば 秋は実も成り 花も咲く」

秋の彩

ちょっとブログの更新をしないとお花の写真が溜まってしまいます(^_^;)

実は、春夏はお花がたくさん咲く季節なので問題はありませんでしたが、秋から冬はどうしたものかと思っていました。
ところが心配は杞憂でした。
秋には秋の彩があります。

先ずは色づき始めたもみじです。
秋が深まるにつれて徐々に赤く染まってゆくことでしょう。

P9100006_r

先日紹介した「トウゴマ」が赤さを増したので写真を撮っていると、お花が咲いていることに気がつきました。

P9120002_r

中秋を代表するお花は何といっても「彼岸花」ですね。
田んぼや畑の畦道や歩道の隅に見かけます。
チロチロと燃える細く赤い炎のようにも見えます。
「曼珠沙華」とも言いますね。

それにしても、こうしてお彼岸の頃になると咲き始めるのは本当に不思議です。

P9130003_r

白い彼岸花も見つけました。
よく見ると、真ん中の背の高いものは黄色っぽい色をしています。

P9130029_r_2

畦道といえば、「花韮」もよく見かけますね。
韮というと野菜の韮を連想しますが、とっても小さく清楚な感じのするお花です。

P9130024_r

「キバナコスモス」はその名の通り濃い黄色をしているのでよく目立ちます。

P9130018_r

ここからは名前の分からないお花です。
大瀬町の辺りの民家の庭先に咲いていました。

P9130010_r

P9130013_r

P9130016_r

秋のお花は春や夏のそれとは違い、どことなく寂しげで憂いを含んだように感じます。
そこがまた、涼しい風が吹き始めたこの季節には合うのかもしれません。

「何想う 炎のごとき 彼岸花」

夜の和菓子講座

先日、夜7時から和菓子講座がありました。

決して不謹慎な意味ではなく、お昼間はお仕事で時間が取れない団体様のご依頼だったのです。
静岡県中小企業団体中央会西部支部職員団体という、まるで漢文のような団体様です。
中小企業団体中央会様は、組合活動をサポートしている組織で、その静岡県西部地区の事務所の管轄の各組合の職員様のグループです。
(なんか、長ったらしい説明になってしまいました…)

P9110012_r

通常の業務を終え、13名の女性の方がお集まりくださいました。

P9110016_r

和菓子体験は煉り切り製の「手鞠菊(=てまりぎく)」。
丸めた練り切りにヘラで筋をつけて仕上げます。
例によって皆さんとってもお上手です。

お疲れだったでしょうに、1時間半の講座にお付き合いくださいました。

例えば親睦会や同好会からのご依頼もお受けします。
ご興味がおありでしたら、梅月までご連絡ください。
ほぼ全員の方にご満足いただけるものと自負しています。

「和菓子もて 心丸める 秋夜長」

満を持して

ちょっと暑いくらいでしたが、気持ちの良い秋晴れでした。
今日から3連休の方も大勢おられると思います。
朝の配達で聴いているカーラジオから、行楽地へ向かう渋滞の情報が流れていました。

タイトルの通り、満を持して新商品が発売になりました。

「黒びすけ 出世街道」

P9130033_r

このお菓子は、ビスケットのような焼き菓子に黒糖をまぶし、軽くきな粉をふりかけた素朴なお菓子です。

「黒びすけ」というのは、召し上がっていただけると解るのですが、表面は固く黒糖がまぶしてあるので「りんとう」のようで、お口に入れるとホロホロと溶けてゆく「ビスケット」のようで、後味は「ボウロ」のようで、そのどれでもないので「黒びすけ」と呼ぶことにしました。

来年は徳川家康公顕彰400年を迎え、今年から浜松市、静岡市、岡崎市と三市が連携して様々な取り組みを行っています。
家康公は、岡崎で生まれ、浜松で地盤を固め、駿府で天下を取り、江戸で上り詰めました。
東海道は正に「出世街道」です。
出世の街浜松で生まれたこのお菓子を「出世街道」と名付けました。

文箱を模したパッケージには、堂々とした葵の御紋と家康公縁のお城の紹介、そして「人生は重き荷を背負って」で始まる遺訓が印刷されています。
この重厚感のある箱の中には「黒びすけ」が15本入って税抜き800円とお求め易い価格設定になっています。

浜松、そして静岡、岡崎のお土産として、是非、ご利用ください。

そして今日は待ちに待った「新栗蒸し羊羹」の発売日でもありました。

P9130034_r

「新栗蒸し羊羹」は、遠州地方の多くの方がその発売をまっておられ、全国各地からも問い合わせやご注文をいただく、正に遠州地方の秋を代表する菓子です。

今年は小豆や栗が高くなたので、やむなく1本税抜き1250円としました

ホクホクの新栗を蒸して、一つひとつ手手作業で皮を剥き、北海道産小豆の餡にたっぷりと混ぜて、蒸しあげました。
甘さを抑え、ホクホクモチモチの食感の「新栗蒸し羊羹」は新栗の終わる11月までの販売です。

期間中に是非、お求めください。

「新しく でも懐かしい 黒びすけ」

「栗羊羹 どこを切っても 顔を出す」

2014年9月10日 (水)

生きがい講座

朝起きたら雲一つない晴天。
なまじっか涼しい日が続いたので暑く感じました。

今日は佐鳴台協働センター様の「生きがい講座」の一つとして和菓子講座をさせてもらいました。

P9090008_r

佐鳴台協働センター様の職員の方におたずねしたら、「生きがい講座」は浜松の歴史講座や旅行などを企画されているそうです。
今日は55名の皆さんにお集まりいただきました。

上着を着て、先ずはマクラのお話です。
マクラでは、いつも「暦」についてのお話しをします。

P9090010_r

これは噺家さんのテクニックなのですが、雑談の中で今回の受講者の皆さんの反応を見て、本題という時に上着を脱ぎます。
今日の受講者の皆さんはとても反応が良く、失礼な毒舌にも笑ってお応えくださいました。

和菓子作り体験の様子です。
55名様もいらっしゃると、さすがに細かく見てさしあげることはできませんが、今日はスタッフが同行したので、なんとか進行できました。

P9090016_r

作り始める前にいくつかご注意を申し上げます。

「私の言う通りにする」
自由に作り始めてしまったり、そのまま召し上がってしまったりする方がいらっしゃるので。

「どれ一つとして同じ花は咲かない」
皆さん初めてなので、職人が作った見本の通りにはいきませんから。

「上手く作ろうと思わない」
上手く作るより、作ることを楽しんでもらいたいのです。

P9090019_r

それでもいざ作り始めると、皆さん私の言うことを聞かずに勝手にやられたり、上手く作ろうとしてご苦労されたりします。
まあ、それもまた楽しいのですが、純粋に「餡を丸める楽しさ」を体験して欲しいのです。

今日は55名様中、男性は2名様。
和菓子講座とはいえ、いかに女性が元気で、第二第三の人生を楽しんでいるかが分かります。
失礼ながら、おばあちゃんたちが暑い中、家事を終えて、それなりによそ行きの格好をされて、お化粧までして、こうして大勢が集まる所へ出かけるのです。
本当に素敵なことですよね。

今日の講座も皆さん笑顔で会場を後にされました。

さて、今日は十六夜。
月齢でいうと今日の方が満月に近いのです。
しかも、地球に近い軌道を通るのでいつもより大きく見える「スーパームーン」です。

P9100010_r

写真機の設定をあれやこれやいじって、やっとこのレベルの写真が撮れました。
(写真は難しい…)

潮の満ち引きはもちろん、満月の夜に産卵する珊瑚や大移動する蟹、さらには人の生理や精神にまで、月は地球上のありとあらゆる物事に影響を及ぼします。

こんな言葉遊びのような短歌もあります。
「月々に 月見る月は 多けれど 月見る月は この月の月(詠み人知らず)」

満月の夜、ちょっとロマンティックですよね(*^_^*)

「餡丸め 手のしわまでも 愛おしき」

「十六夜の 月仰ぎ見て 風涼し」

2014年9月 9日 (火)

白露、十五夜そして虹

今日は二十四節気の「白露」。
空気が冷えてきて、温度差で露が生じやすくなる頃の意味です。
今年は突然秋になってしまったので、暦通りの陽気でした。

そして中秋の明月、十五夜です。
夕方まで雨が降っていたので諦めていましたが、深夜、雲間から満月が見えました。

P9090006_r

梅月では、毎年十五夜にはお月見に因んだお菓子を販売します。
うさぎ上用、月見まんじゅう、月見団子です。

0909122

0909171

0909121

和菓子講座で西洋と東洋の文化の違いをお話するのですが、月を見て、西洋人はドラキュラや狼男、フランケンシュタインなどのモンスターを連想し、東洋人は恋しい人のことを想って涙で袖を濡らします。

さて、夕方、雨が上がり、西の空が明るくなったとき、大きな虹がかかりました。

P9080001_r

二重の虹で、珍しくはっきりと見えました。
ほら、虹の袂(=たもと)まではっきりと。

P9080002_r

天から何かが降りてくるような神々しさを感じます。

白露の今日、虹と満月を見ることができて、「時」の運行の不思議さと自然現象の妙なる美しさに心を動かされました。

心を動かされたといえば、話題のテニスプレーヤー錦織圭選手です。
本当に立派!
外国でも臆することなく堂々と振る舞い、決して奢らず、むしろ謙虚に「勝てない相手はいない」と言い切る自己肯定感、素晴らしい青年ですね。

私はスポーツ観戦はしないのですが、錦織選手の話題はどのメディアでも取り上げているので、報道内容の程度は知っています。
しかし、恥ずかしながら、今日、ラジオで聴いて初めて知ったことがあります。
それは同じ日本人テニスプレーヤーの国枝慎吾選手です。

国枝選手は車椅子のテニスプレーヤーで、シングルでは全豪、全仏、全米、ダブルスでは4大大会全てに優勝しているのです。

錦織選手の活躍を報道するのは当然ですが、車椅子テニスとはいえ、同じテニスプレーヤーの世界的な快挙をどこの放送局も報道せず、ラジオで初めて知ったのです。
報道もビジネスですから視聴率という悪魔に呪われていることは理解できます。
それにしても、あまりに偏った報道のありかたには疑問を通り越して憤りを感じました。
ちなみにラジオ局はNHKでした。

白露、虹、十五夜から随分外れてしまいましたね(^_^;)
でも、国枝選手のことをどうしても誰かに話したかったのです。

松岡修造さんの熱病が伝染ったのでしょうか…

「麗しや 花鳥風月 愛でる国」

「人なれば 人の命に 感動す」

2014年9月 8日 (月)

再び小さなお花畑

朝のうちはぐずついていた空も昼前には晴れました。

昨日は細江へ配達に行きましたが今日は浜北方面へ行きました。
以前、このブログで飯田町の道端にある小さなお花畑を紹介しましたが、浜北にもありました。
もっとも、こっちは塀のない民家の庭先だったので、花壇と言うべきでしょうが、種類も色も様々なお花が咲いていたので、敢えて小さなお花畑とします。

名前もよくわからないお花ばかりだったので、写真をつらつら紹介します。

先ずは、千日紅に似ているお花です。
白、濃いピンク、薄いピンクと3色咲いていました。

P9070004_r

P9070003_r

P9070005_r

花の形は萩の仲間だと思うのですが、萩のようにみっしりとではなく、まばらに花をつけていました。

P9070012_r

芙蓉に似たこの花は、高さが私の背丈(178cm)ほどありました。

P9070006_r

足元にも色とりどりのお花が咲いています。

P9070007_r

P9070008_r

P9070010_r

次は変わった形のお花です。

P9070002_r

これは小さく可憐なお花ですが、どこかクリオネにも似ていますね。

P9070009_r

最後は浜北ではなく磐田です。
ららぽーと磐田の近くの区画整理された畑の隅に植えてありました。
高さが3mくらいもあるのに行き道には気づかず、帰り道に見つけました。
南国の植物だと思うのですが、本当に不思議な花を咲かせます。

P9070014_r

今回も花ネタでしたが、配達であちこち走り回っていると自然とお花が目に付きますし、まとまったお休みが取れない身の上には何よりの癒しになっているのです。
花好きの人に(自慢しながら)一通り見せると、大変喜んでくれるので、これも大きな癒しになっています。

どんだけ病んでいるんだって突っ込まれそうですが…(^_^;)

「自慢気に 咲き競いたる 花畑」

「背伸びして 見るも故郷は 空のはて」

2014年9月 7日 (日)

花の都は実り豊か

秋雨前線が日本にのしかかり、南から暖かく湿った空気が入り込んだのでしょうか、蒸し暑い一日でした。

毎日の納品で、旧浜松市はもちろんですが、東は浅羽、西は新所原、そして北は浜北天竜、細江引佐まで走ります。
今日は午前中は街中、午後は細江まで行ってきました。

細江といえば、春のブログで「花の都」として様々なお花の写真を紹介しましたが、「花の都」はすなわち「実りの都」でもありました。

まだ青い蜜柑と色付いていない柿です。

P9060014_r

P9060015_r_2

熟して爆ぜてしまった無花果(=いちじく)です。

P9060016_r

花の都は四季折々の花も楽しめます。

P9060017_r

P9060018_r

P9060019_r

秋桜は夏から咲いていますが、その名の通りやっぱり秋にこそふさわしいと思います。
撮影中も秋風に吹かれて揺れていました。

東京下町の生まれなのに、根が田舎者なのでしょうか、都市部の物質的な豊かさよりも、山里の自然な豊かさの方が心地良く感じます。

ふと思いました!
豊かさとは、より多くの命を育むことのできる環境のことを言うのかもしれません。

きっとそうです!

命に満ち溢れているからこそ、山里は心地良いのでしょう。

「遠足に おにぎり三個 青みかん」

「風そよと 秋桜揺らし 空高く」

2014年9月 6日 (土)

フウセンカズラ

午前中は時折強く降ったり止んだりの天気でしたが、午後からは晴れました。
ただ、湿気が高く蒸し暑く感じました。

配達の途中、フウセンカズラを見つけました。

P9050006_r

フウセンカズラは以前にも写真に収めて、名前は友人から教わり覚えていました。
よく見ると大きな実が爆ぜて、種が見えます。
実も変わっていますが、種も変わっていますね。

P9050004_r

しかも、花が咲いているではありませんか。
その異様とも言える実からは想像できないくらい可愛らしい花です。

P9050003_r

フウセンカズラの横にはマメ科の植物でしょうか、黄色い花が咲いていました。
向こうに鞘(=さや)が見えます。

P9050007_r

以前、「植物の戦略」といった内容のドキュメンタリー番組を見たことがあります。
動物と違って動くことのできない植物は、個体の生存はもちろん、種の保存のために実に様々な試行錯誤を繰り返して、その多様性を獲得したようです。
花は昆虫を適時的確に引き寄せ、受粉の手助けをさせるために、種子の形は食べられても消化されず、できるだけ遠くまで拡散させるために。
食虫植物に至っては言わずもがな。

フウセンカズラの実を見て、動かない植物の躍動感と生命の不思議さを感じました。

さて、そろそろ新米も出回ってきましたね。
これは雄踏の田んぼなのですが、稲の穂が黄色く色付いて垂れ下がっています。
日本の秋を象徴する色です。

P9050009_r

既に刈り取られた田んぼには、ご相伴に与(=あずか)ろうと鷺が群がっていました。
蛙が驚いてピョンピョン跳ね、蝗(=いなご)がキチキチと音をたて、蜻蛉(=とんぼ)も飛び交っています。
田んぼは人だけでなく、様々な生き物の命を支えているのですね。

P9050012_r

日本の秋です。

「踏み入らば 蛙驚き 蝗翔ぶ」

2014年9月 4日 (木)

再び小さなお花

午前中、浜北区平口へ行ってきました。
来月4日(土)、5日(日)に浜松市産業展示館で行われる「遠州バザール」の出店者説明会です。

P9040011_r

この遠州バザールは材木屋さんの株式会社鈴三材木店様が中心となり、工務店や住宅資材関連の展示をメインに、遠州地方の衣・食・住を一堂に集めて、展示、体験、販売、飲食と楽しめる、15,000人の来場者を誇る大規模なイベントです。

知り合いも何人もいて、御菓子司あおい様の豊田社長や秋芳堂様の藤本専務もいました。
実は梅月はお菓子屋として出店するのではなく、遠食(=遠州食品加工業協同組合)のメンバーとして出店します。

会場から駐車場へ向かう道、小さなお花と、秋の訪れに慌てているかのようなアゲハ蝶を見つけました。

P9040010_r

P9040013_r

向日葵や芙蓉のような大きくて華やかなお花も良いのですが、油断していると気づかないような小さなお花には、「これでいいのだ!」という、自分を肯定的に受け入れる潔さを感じます。

午後、はままつ地ビール工房マインシュロス様の売店に納品に行きました。
こちらの裏庭には小さいけれどよく手入れをされた花壇があります。
以前もこのブログで紹介しましたが(→こちら)、この花壇には珍しいお花が植えられているので、納品が楽しみなのです。

今日も小さなお花の写真を撮ってきました。
どれも名前は分かりません。

P9040014_r

P9040015_r

P9040016_r

P9040017_r

夏のような赤々としたお花ではありませんが、控えめで清楚な感じがします。

夜、小雨がぱらつきました。

「見えずとも これでいいのだ 我ぞ咲く」

P.S 私のような臆病者は、なかなかこのような境地には達しませんが…(^_^;)

製菓講習会

風は明らかに秋のそれです。

昨日、梅月の加盟している静岡県菓子工業組合の西部地区の製菓講習会がありました。

P9020006_r

この講習会は毎年、東中西部の3会場で行われるものです。
西部では17名の参加がありました。
もっとも、私は完全に裏方に徹していたので、受講したのは工場長なんですけれども(^_^;)

P9020004_r

今年は3会場とも、東京にある日本菓子専門学校様から講師の先生の派遣協力をいただきました。
西部地区は女性の講師で、技術もさることながらテンポの良い説明で、受講生は眠くなる間もなく講義を受けることができました。

送り迎えの車中で色々話をさせてもらったのですが、私の想像の通り、近年、アジアからの留学生と女子学生が多くなってきたそうです。
日本の和洋菓子のクオリティは非常に高く、国際コンクールでも優勝や上位入賞する方がたくさんおられます。
女子学生が多いのも頷けます。
小さな女の子に性来の夢を聞くと、大抵「お菓子屋さん」「お花屋さん」「保育園の先生」と答えるそうです。
確かにどれも何となく可愛くて夢のある職業のようですよね。
まぁ、現実は、ね…(^_^;)

などと無粋なことは言わずに、製菓メーカーもそこに従事する人も、そしてそれを召し上がるお客様も、お菓子に夢を託して、楽しく接して欲しいものです。

朝から夕方近くまで、丸一日の製菓講習会でした。

「一握り 餡を丸めて 菓子となす」

「和菓子とは 一寸五分の 大自然」

« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »