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御用菓子処 田町梅月

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2014年7月30日 (水)

土用の丑

昨日今日と比較的凌ぎやすい暑さとなりました。

今日は「土用の丑」です。
残念ながら我が家の食卓に鰻は供されませんでしたが、浜松ならずとも全国の鰻屋さんは大忙しだったことでしょう。

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鰻は、万葉集の時代から夏の精力食だったようです。

さて、この「土用の丑」ですが、今から約250年前の江戸時代に活躍した希代の天才「平賀源内」による、世界初のコピーライティングであり、販促プロモーションであることはあまりにも有名です。

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この平賀源内さんはいくつもの肩書きを持っていました。
本草学者、地質学者、蘭学者、医者、殖産事業家、戯作者、浄瑠璃作者、俳人、蘭画家、発明家。
現代の北野たけしさんのような方だったのでしょうか。

調べてみると、同時代に活躍し「解体新書」を訳した蘭学者の杉田玄白さんが源内さんの死を惜しんで墓碑に言葉を贈ったそうです。

「嗟非常人、好非常事、行是非常、何死非常」

(ああ非常の人、非常のことを好み、行いこれ非常、何ぞ非常に死するや=貴方は常識とは違う人で、常識とは違うものを好み、常識とは違うことをする、しかし、死ぬときぐらいは畳の上で普通に死んで欲しかった)

個性を嫌う日本にあって、まして江戸時代という閉塞感の漂う時代で、源内さんのような「非常の人」、つまり「変人」はさぞ際立った存在だったでしょうが、きっと生きにくかったことでしょう。
そんな源内さんが250年も前に思いついたプロモーションが、現代でも全国で行われており、世界の鰻の70%を日本人が食べているということは驚きです。
それにしても、250年後、日本鰻が絶滅危惧種に指定されようとは、さすがの源内さんにも見通せなかったのですね。

土用の丑の日、暑さでとろけそうな脳で、こんなことをぼんやりと考えていました。

「ぬるぬると 手をすり抜ける 鰻かな」

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