無料ブログはココログ

御用菓子処 田町梅月

« 雲雀啼く | トップページ | 遠食工場見学#4 »

2014年3月 3日 (月)

上巳の節句

今日は五節句の「上巳=じょうし」。

ところで、五節句ってご存知ですか?
1月の「人日=じんじつ」、3月3日の「上巳」、5月5日の「端午」、7月7日の「七夕=しちせき」、9月9日の「重陽=ちょうよう」。

五節句は、中国から伝わった「陰陽道」の「陽」の数である奇数が重なる日は、「陽重なりて陰となす」と言い、「陰」すなわち邪気を祓う厄祓いの行事がその由来だそうです。

上巳の節句は、人型の紙に厄を移して身代わりとして川に流した宮中行事が武士に伝わり、やがて商人達によって豪華さが競われ、現在の形になったと言われています。

もう一度、田町梅月篠原本店に飾ってあるお雛様を紹介します。

Dscn6718

これは関東風の飾り方で、関西では男雛が向かって右側、女雛が左側です。
男雛は左腰に太刀を差しています。この太刀を抜くと女雛を傷つけてしまうので、男雛は左側なのだそうです。

雛人形というと埼玉県の岩槻が有名ですが、静岡も古くから雛道具作りが盛んで、戦後はこの技術が模型の生産に活かされました。

関東と関西の違いは「桜餅」にもあります。

Photo

一番手前が関東風。
「焼き桜」とも「長命寺桜」とも言います。
小麦粉の生地を薄く小判型に焼き、こし餡を巻いて、桜葉を巻きます。

一番奥が関西風。
「道明寺桜」と言います。
糯米を蒸して乾かし、荒く挽いた道明寺粉でつぶ餡を包み、桜葉を巻きます。

中央が梅月オリジナル。
雪平(=せっぺい)という新粉餅に淡雪(=メレンゲ)を練り込んだふわふわのお餅で、刻み桜葉の入った餡を包み、桜葉を巻きます。

他にも、外郎(=ういろう)製の「おひなさま」。

Photo_2

こなし製の「つづみ」。

Photo_3

煉り切り製の「はなもも」が店頭を彩りました。

Photo_4

繊細な和菓子は、日本人の歴史、文化、風土、習慣、そして心を今に伝える生き証人です。

「ひなさまに 囁きかける 細き肩」

« 雲雀啼く | トップページ | 遠食工場見学#4 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1999371/55225043

この記事へのトラックバック一覧です: 上巳の節句:

« 雲雀啼く | トップページ | 遠食工場見学#4 »