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御用菓子処 田町梅月

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2014年3月31日 (月)

春の小川

「春の小川はさらさらゆくよ…」

有名な童謡ですが、このフレーズだけで、雪解けの澄んだ水、青い空、土筆や蓮華の花、土の香り、綺麗な空気…美しい春を連想させます。

助信町の曳馬小学校の脇を流れる用水路の両岸の桜が満開を迎えました。

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桜の花と水面に映る影のコントラストが不思議な懐かしさと、心を癒してくれる雰囲気を感じます。
この桜の花が散り始めると、今度は花筏(=はないかだ)が水面を覆うことでしょう。
さっきの歌詞ではありませんが、きっと日本人の原風景の一つなのでしょう。

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おやおや、今回も納品の途中の道草でした(^_^;)

私の本業(?)である和菓子も、桜もちや花見団子ばど、この季節は華やかになります。
茶室松韻亭様のご注文で、桜色の上がり羊羹が仕上がってきました。

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上がり羊羹はくちどけのよい柔らかい羊羹です。
淡い桜色で、銘を「おぼろ桜」といいます。

春のお彼岸が明けると、和菓子屋の店頭にはかしわ餅が並びます。

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最近は大福のようなお餅を柏葉で挟んだものが出回っていますが、梅月では合わせ柏にこだわっています。
大柏餅の文化のある浜松では、合わせ柏でなければというお客様が大半だからです。

柏餅は柏葉の香りと、ほんのり塩味が美味しさを引き立てます。
昔は乾燥させた柏葉を蒸してもどしたものを使ったので、葉が茶色でした。
柏の葉は、若葉が出てくるまで葉が散らないことから、代々絶えないということで武士に好まれたそうです。
そこで柏餅は武士の文化圏である関東で好まれています。
ちなみに公家の文化圏である関西は粽が好まれます。

このように、和菓子には一つひとつ物語や歴史があります。
知ると和菓子は楽しいですよ(*^_^*)

「花は満つ 我が掌に 桜菓子」

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